Switchbotで電動シャッターのリモート化〜中小企業のIoT〜出来ることからやってみる

IoTというワードが日本でもメジャーになって数年。

多種多様なIoT製品が安価に手に入るようになってきました。

今回は比較的簡単なIoT製品を使って、働きやすい環境づくりのための施策を実施しました。

今回使ったデバイス

目の前まで行かないと開けられないシャッター

弊社塩沢工場は1990年に開設(第1工場)、2019年には新建屋(第2工場)を増築し現在量産品主力工場として機能しています。

2つの建屋ではコンミテータ生産の各工程を分担していますが、その過程で製品を建屋間で移動することが多々発生します。

どちらも電動シャッターを導入しており、第2工場はリモコン操作が可能ですが第1工場は30年前のシャッターのまま。
つまりリモコンがなく第2工場から荷物を移動する際には一度第1工場へ行ってシャッターを開けて、また第2工場へ戻り荷物を移動する。という煩雑さがありました。

1日に1度や2度のそうした動きであればそこまで課題と捉えなくても良いかもしれませんが、現状そうではない。

雨の日も、雪の日も第2工場から第1工場への度重なる往復は従業員のモチベーションはもちろん、生産性という面でも看過できない課題であると思いました。

そこでSwitchBotの導入を検討しました。

Switchbotとは?

SwitchBotは「ボタンを押す」というシンプルな機能だけを持つデバイスで、単体ではスマートフォンから指示をしたり、Switchbot hubという製品と併用することでGoogleホームやAmazon Alexa等のスマートスピーカーからも操作することが出来るIoTデバイスです。

設置の方法も非常にシンプルで、本体裏面の強力な両面テープで貼り付けるだけ。
照明のスイッチやお風呂の自動ボタン、炊飯器やいくつか組み合わせてマンションのオートロックを自分で解除するなんていうもはや魔改造なライフハックも可能なデバイスです。

マンションの玄関オートロックをスマホだけでロック解除
右がSwitchbot、左がリモートボタン

このSwitchbotは単体ではスマートフォンからの操作を受け付けるのみですが、今回は同社のリモートボタンを用意、遠隔で誰でもボタンを押せば作動するように考えました。

こんな感じで動作します。

いざ取り付け…が以外な盲点

ボットの取付自体は両面テープなので簡単なのですが、いざ取り付ける段で問題が。。。

比較的小さくどこにでも取付けられると思われたボットがシャッターボタンの扉付きケースに微妙に収まらない…

ケースの扉が干渉してうまくボタンを押せない…

これはSwitchbotの大きさを測らなかったという初歩的なミスでした。

ケースの外側にネジ頭が見当たらず簡単に外せなさそう…

結局工場のメンバーと相談したところ、無事ケース内側にネジを発見。

ケースの扉を外すことができ、無事取り付け完了!

実際の動作シーンがこちら

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これで毎日数回、数十メートルを無駄に往復していた仕事がなくなりました。

デバイスで実現する働き方改革

今回のデバイスは正確にはBluetoothを利用した通信なので、IoTデバイスとは言えません。

が、今後Alexa等スマートデバイスでのカレンダー表示等様々な分野でこうしたデバイスを活用して、もっと働きやすい→生産性の高い→利益につながる、環境づくりを実現していきたいと思います。

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